2019
12.25
奈良 頭塔

知る人ぞ知る奈良のピラミッド「史跡 頭塔」。

Nara

奈良にあるピラミッドと言われても「???」ですよね。

私も最近まで知りませんでした。

場所は、奈良・東大寺南大門から約950m、新薬師寺から約700mの奈良市高畑町にあります。下の道路は奈良名張線で、奥に見える信号交差点は「高畑町」です。

↑ 中央左の緑色の看板が目印で、この奥に奈良のピラミッド「史跡 頭塔」があります。緑の看板は「ホテル ウェルネス 飛鳥路」。

ホテルで見学料300円を支払い受付を済ませると奥に階段状の石垣が見えてきます。

「史跡 頭塔」の周囲は木道が作られていて、たいへん歩きやすくなっています。

頭塔は、方形七段の盛土の表面を石で覆ったもので、44体の石仏を配した日本でも珍しい仏塔となります。頭塔の1辺は32mあり、高さは約10mになります。

「東大寺要録」によると、奈良時代の僧・実忠によって造営(767年)されたと記録されており、五重塔などと同じように仏舎利を収める仏塔と考えられています。

↑ 写真左右共に「浮彫如来及両脇侍二侍者像」。

※侍者(じしゃ)・・・貴人のそばに仕えて、用を足す人。

石仏は総数44基で、第1・3・5・7の奇数段に各11基ずつ配置されていたことがわかっています。当時は露出していた13基の石仏が国の重要文化財に指定され、その後の調査で新たに発見された石仏と合わせて22基が重要文化財に指定されています。

石仏の上の屋根(左上写真)は、本来あったものではなく、石仏を直射日光や風雨から保護するために設置されたものだそうです。

頂上にある五輪塔(右上写真)は、東面基壇石積の辺りからわずかですが望むことができます。

この頭塔は、奈良時代の僧玄昉の頭を埋めた墓という伝説もあり、その名の由来ともされてきましたが、実際には土塔(どとう)がなまって頭塔(ずとう)と呼ばれるようになったものとのこと。

「実際には・・・」という説明書きがありましたが、これも仮説なんですよね。僧玄昉は、聖武天皇の信頼も篤く、政権の担い手として出世もした方ですし、伝説のストーリーを打ち出した方が訪問客も増えそうですよね。「伝説と仮説」どちらが正しいと思うかは、あなた次第!?

ぜひお訪ねください。

撮影日】 2019年12月22日(日)
【訪問地】史跡 頭塔 奈良市高畑町921番地
【拝観料】1人300円(10名以上の団体は200円/名)
【拝観時間】9:00am~17:00
【駐車場】 最寄に民間の有料駐車場あり
【アクセス】奈良交通 市内循環バス「破石町」西すぐ

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