奈良市街からも近い春日山原始林に行ってきました。
奈良の大仏(東大寺)、興福寺、春日大社、ならまちなど、すでにいろいろ周られた方は、世界遺産登録もされている手つかずの自然が残る「春日山原始林」もおすすめです。
連日の雨で、水分を多く含んだ遊歩道。
苔むした木や石垣、大きな樹木が疲れた身体を癒してくれます。
しっかりと遊歩道も整備されていますので、運動靴であれば問題ありません。(若干スベリやすい箇所もありますので、注意はしてください)
大きな樹々があちこちにあります。
手が加えられていない原始林。
大木の樹皮に自生する苔。
遊歩道に陽が当たり始めます。
枯れ木に生きるキノコ。
首の部分で2つに割れた首切り地蔵。剣豪の荒木又右衛門が試し斬りをしたとの伝説があります。
今の季節は、湿った落ち葉の下や陽の当たらない休憩所付近には、ヤマビルがいるので、注意してください。けっこう沢山います。(苦笑)
写真の場所は、滝坂の道終点にある休憩所。ヤマビルがたくさんいました。
ヤマビルが移動している所です。
尺取虫のように動き、あっという間に足元に到達します。1匹見かけたら、周辺に相当数のヤマビルがいますので、退散した方がいいかもです。
ズボンの隙間や、首元まで上ってくることもありますので、休憩は乾燥している場所か、足元も陽の当たる場所で休みましょう。
血を吸われている間は、蚊と同じように痛みを感じない麻酔を出しますので、気付いたときには靴下などが真っ赤に染まってしまいます。
趣きのある石畳の道が続きます。
史跡「春日山石窟仏(かすがやま せっくつぶつ)」。
大日如来・阿弥陀仏如来・観音・地蔵・天部などを網越しに観ることができます。
桜や紅葉も美しいですが、手つかずの原生林もいいものですね。
遊歩道を歩いていると現れる大きな石碑。
高さ10mほどの「鶯(うぐいす)の滝」。
雨が降っていたこともあり、ものすごい水量でした。
石段は滑りやすいのでご注意を!
花山の地蔵の背。
春日大社に向かう前に若草山山頂にてランチ。。。お腹ペコペコ
若草山の展望所。奈良市街が一望できます。
この日は、天気もよく若草山に寄ってランチをしました。
木陰にベンチもあり、景色を楽しみながらゆっくりできます。山頂付近には、子鹿も3頭ほどいました。お腹いっぱいになった後は、スヤスヤと目を閉じておねんね。いやぁ、ホントかわいいですね。。。
春日山原生林の遊歩道コースは、道を半分塞ぐほどの土砂崩れが1ヵ所ありました。
まだまだ沢山の水分を含んでいます。谷側の地盤が緩んでいる可能性もありますので、路肩を避け、山側も注意をしながら歩くようにしてください。
10m近く露出した大蛇のような太い根っこ。
生きる力を感じます。
訪れた国に残る自然風景に触れる旅もいいものですね。
すれ違う人たちは、7割が外国人でした。
【撮影日】 2018年7月8日(日)
【訪問地】 春日山原始林
【所在地】 奈良県奈良市
【拝観料】 無料
【駐車場】 近隣民間駐車場あり
【アクセス】奈良交通バスで「春日大社表参道」下車、徒歩。
または近鉄奈良駅、JR奈良駅より徒歩。