京都市北区にある「上賀茂神社(かみがもじんじゃ)」。
正式名称は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)。「別雷」は「若雷」の意味で若く力強さに満ちた雷(神鳴り)の神という意味があるそうです。
平安遷都以前からある神社で、巨大な勢力を誇った有力豪族・賀茂氏の氏神を祀った神社で創建は678年、京都最古の神社の一つで、世界遺産に登録されています。
もくじ
世界遺産 上賀茂神社の住所、拝観時間、拝観料、駐車場、アクセスなど
【訪問地】 上賀茂神社( 賀茂別雷神社 ) 【住所】京都市北区上賀茂本山339 【電話】TEL 075-781-0011 【公式HPアドレス】 https://www.kamigamojinja.jp/ 【拝観料】境内無料 【拝観時間】ニノ鳥居 5時30分~17時00分 【駐車場】 有料駐車場あり 100円/30分毎(繁忙期は1回500円) 【アクセス】 車ナビに「上賀茂神社」または「075-781-0011」とご入力ください。 |
世界遺産 上賀茂神社( 賀茂別雷神社 ) アクセスマップ
上賀茂神社の御所桜と斎王桜
上賀茂神社には「御所桜(ごしょざくら)」と「斎王桜(さいおうざくら)」という2本の有名なシダレ桜があります。どちらも見ごたえのある美しいものですが、2本同時に開花することはないようで、今回の訪問では「御所桜」は葉桜、「斎王桜」が満開でした。
手前右のピンク色に咲く桜が「斎王桜(さいおうざくら)」です。
「斎王(さいおう)」は、皇族から選ばれた未婚の女性のことで伊勢神宮または賀茂神社に奉仕した巫女さんとなります。
見事な枝ぶり(斎王桜)で素晴らしいですね。
品種はベニシダレだそうです。幹回り2.57m、樹高は10mにもなります。青空に輝く姿も見てみたいですね。
一の鳥居と二の鳥居の間には芝生が広がり、ビニールシートを広げて、のんびり寛ぐ姿も見られました。世界遺産の境内でシートを広げてお花見ができるというのも嬉しいですね。
上賀茂神社の外幣殿(重要文化財)
寛永5年頃(1628年)に建造された外幣殿(げへいでん)。 重要文化財。
外幣殿は、上皇の御幸(みゆき)や賀茂祭(葵祭)の一行が到着されるとき、また競馬会神事にて使用されています。
上賀茂神社のニノ鳥居
上賀茂神社の二ノ鳥居。
奥に見える桜は「みあれ桜」という名前の付いたベニシダレ桜です。
神社の二ノ鳥居は設置から70年近くが経ち、根元の傷みが激しくなってきていることから、2020年3月にヒノキ4本が奉納され、鳥居が建て替えられることになりました。
京都で5年ほど乾燥させた後に加工されるそうです。
上賀茂神社の二ノ鳥居をくぐると細殿(ほそぞの)前の円錐形に作られた立砂が目に入ります。
これがなんだかわかりますか。
これは方除(ほうよけ)と言って、上賀茂神社が長岡京の鬼門(北東)にあたるために設けられているものです。
北東となる「鬼門」は忌み嫌われている方位観で、反対方向の南西は「裏鬼門」と呼ばれています。
上賀茂神社の楼門(重要文化財)
上賀茂神社の楼門(重要文化財)です。
龍の神様(龍神)とされる 高龗神(たかおかみのかみ) を祀る新宮神社(しんぐうじんじゃ)。
第2と第4日曜日のみ御開帳される新宮神社は、上賀茂神社の摂社で楼門向かって右手に進むと見えてきます。
高龗神(たかおかみのかみ)の神様は、すべての願いを叶えてくれると伝わるそうで、 龍が持つ「宝珠」をかたどったお守り「天の御鈴(あめのみすず)」は、音色も美しいと評判の鈴。金と銀の二色がありますので、お好きな色をお求めください。
縁結びの神様 片山御子神社(片岡社)
縁結びの神様「片山御子神社(片岡社)」は、上賀茂神社( 賀茂別雷神社 )の祭神・賀茂別雷大神の母・玉依比売命(たまよりひめのみこと)が祀られています。
玉依比売命は、賀茂一族の祭祀を取り仕切っていたこともあり、現在でも上賀茂神社の祭礼が行われる際は「片山御子神社」で儀式を行うのが恒例となっています。
上賀茂神社の境内にある「 片山御子神社(かたやまみこじんじゃ)」は、平安時代から「縁結び」「恋愛成就」「家内安全」「子授け」「安産」を叶えてきたご利益のある社。
源氏物語を書いた紫式部も何度もお参りしたそうですよ。
上賀茂神社の願い石
パワースポットにもなっている「願い石」。
この大きな石は、渉渓園にあった「龍の住む池」から出土したと伝わります。二つの石が合わさったような形をしていることから”陽”と”陰”が融合した「陰陽石」とも呼ばれています。
私が撮影したポジションからだと「アメリカバイソン」か「ゾウ」のようにも見えましたよ。
↓↓↓ アメリカバイソンというのはコレです。
上賀茂神社の手づくり市
上賀茂神社で毎月第4日曜日(9時~16時)に開催されている「上賀茂手づくり市」。
最大で150店も出店することから人気の高いイベントになっています。
「上賀茂手づくり市」の日は、出店者の車も多く、来場者用の有料駐車場も時間帯によっては満車になってしまうことも。少し離れた駐車場を探すか、公共交通機関を利用をオススメします。
アーティストの方も多く、見ていて楽しい「手づくり市」ですよ。
私も時々購入しています。
上賀茂手づくり市には、一般の方も出店することができます。ご自身でハンドメイドをされている方であればどなたでも参加可能で、1ブース4,000円となっております。
多くの人との交流を楽しみながら、新しい出会いの輪を広げていくことを目的としているそうです。興味のある方はぜひ出店してみてはいかが♪
【 上賀茂手づくり市 出店申込方法 】
※かならず往復ハガキで申込
(1)「○月○日、上賀茂手づくり市出店希望」とまずはご記入ください。
(2)住所(郵便番号)・氏名(フリガナ)
(3)お店の屋号(ある方は出店情報として開催当日の屋号一覧に掲載いたしますのでご記入ください。)
(4)携帯電話番号・自宅電話・FAX番号(ある方のみ)
(5)希望ブース数(3ブースまで)
(6)出店者専用駐車場利用の有無(有りの場合はその台数も)
(7)備品レンタル品(希望される方のみ、詳細は下記をご参照ください)
(8)出店品目の詳細
●宛先
〒616-8268
京都市右京区梅ヶ畑古田町4番地
(株)クラフト内 上賀茂手づくり市実行委員会
●出店募集期間
毎月第4日曜の開催が終了した翌日から数えて1週間以内(消印有効)
※募集期間を過ぎたお申込については無効とさせていただきますのでご了承ください。
●ご出店当落の通知方法
ご出店の当落については返信ハガキにてお知らせいたします。
※当落通知には前回開催終了後より17日前後お時間をいただきますので、誠に勝手ながらご了承ねがいます。
※当選通知ハガキは開催当日の出店許可証となりますので、必ずご持参いただき当日の本部出店受付の際にお渡しください。
お寺や神社の拝観だけですとお子さまがグズッてしまいそうですが、上賀茂神社には川が流れていて、水場に入って遊ぶことができるのでお子さまも楽しめます。
上賀茂神社本殿の西側を流れているのが「御手洗川(みたらしがわ)」、東側を流れるのは「御物忌川(みものいみがわ)」となり、両川が合流した川は「ならの小川」という名前がついています。
「ならの小川」という名称は、都の”奈良”とは関係ないそうで、小川流域の摂社「奈良社」や、付近に「楢の木」があったことなどが由来となっているそうです。
葵家 やきもち
上賀茂神社向かいにある「葵家やきもち総本舗」。
葵家のやきもちは、滋賀県江州米から作ったお餅で、北海道小豆を使った自家製つぶ餡を包んだ上賀茂名物となっています。
いつもたいへん賑わっています。
滋賀県江州米と北海道産小豆で作った「やきもち」。
薄焼きで美味しいですよ。ぜひお土産にどうぞ!
御朱印をいただける場所
上賀茂神社のお参りの証・御朱印をいただける場所は、下記の通りです。
【場所】社務所(西鳥居の目の前) 【時間】9:00~17:00 【初穂料】通常の御朱印 300円 ※専用色紙の初穂料1,000円(5つの神社の御朱印がいただけるようになっています) 【御朱印帳】1,000円 ※摂社・新宮神社の御朱印は、毎月第二、第四日曜日のみ |
■上賀茂神社の周辺 「京都府立植物園」「下鴨神社」「京都御苑(京都御所)」 |
■京都の世界遺産 「上賀茂神社」「下鴨神社」「金閣寺」「龍安寺」「仁和寺」「銀閣寺」「延暦寺」「高山寺」「東寺」「西本願寺」「二条城」「清水寺」「西芳寺」「天龍寺」「醍醐寺」「平等院鳳凰堂」「宇治上神社」 ※順不同 |
■奈良の世界遺産 「東大寺」「興福寺」「春日大社」「春日山原始林」「元興寺」「平城宮跡」「薬師寺」「唐招提寺」「法隆寺」「法起寺」「吉野・大峰」 ※順不同 |
【訪問地】 上賀茂神社( 賀茂別雷神社 )
【HPアドレス】 https://www.kamigamojinja.jp/
京都市北区上賀茂本山339 TEL 075-781-0011
【拝観料】境内無料
【拝観時間】ニノ鳥居 5時30分~17時00分
【駐車場】 有料駐車場あり 100円/30分毎(繁忙期は1回500円)
【アクセス】 車ナビに「上賀茂神社」または「075-781-0011」とご入力ください。